クネヒト・ループレヒト

”クネヒト・ループレヒト”サンタクロースのモデルである聖ニコラスの対となる存在。

黒い服に身を包んだ彼は、聖夜に悪い子供の家を訪れ懲らしめる。プレゼントの代わりに石炭や虫を置いていく、袋で叩く。さらに酷い場合には、子供を袋に詰めて地獄へ連れて行ってしまう。その姿から「黒いサンタ」と呼ばれ、子供たちの恐怖の的になっている。
ある程度大人になってしまえば、クリスマスへの夢も人並みに薄らいでくる。純粋にプレゼントを待つワクワクも、不気味な都市伝説に怯える気持ちも失ってしまう。
だが２１歳で迎えたクリスマスイブ。子供のためのものであるはずのその存在が大人の私の目の前に突然現れる。それも赤い服、ひげもじゃ、いつも笑みを絶やさないサンタクロースではない。真っ黒い服、鋭い目、口元に冷酷な笑みを浮かべたクネヒト・ループレヒトだった…！

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